和装紹介(白無垢、色内掛、紋服、小物)
これまで、ドレスの洋装スタイルでのウェディングが日本でも主流となっていましたが、近年では日本古来より伝わる和装でのウェディングが注目を集めています。 ここでは、白無垢、色打掛、紋服、小物についてご紹介いたします。
ハワイでブームの和装挙式や和装撮影は、白無垢だけでなく色打掛が人気
日本古来より伝わる和装は、厳かで豪華な雰囲気から大人のカップルの間で注目を集めています。その和装婚は日本のみならず、ハワイでもブームとなっています。
結婚式の衣装としては、ウェディングドレスが白いことから、和装挙式の際にも白無垢を選ばなければいけないのではないかと思っている方も多いのですが、決してそうではありません。
神前式や仏前式といった和装婚の正礼装は、白無垢はもちろんですが、色打掛や引き振袖をチョイスすることができます。色鮮やかな色打掛は、ハワイの美しい青い空や自然のグリーンととてもマッチします。
和装挙式や和装撮影の際の衣装について
結婚式は本来、新しい人生の第一歩を踏み出す門出、つまりお二人が結ばれたことに感謝するとともに、平和な家庭をき、子孫繁栄を神前に誓う厳粛な儀式です。その和装挙式や和装撮影の際に着る衣装は次のとおりです。
白無垢
室町時代から受け継がれてきたといわれる白無垢。白無垢は、和装の婚礼衣装の中で最も格式が高いものとされています。邪気を祓い、神聖な儀式に臨むための衣装である白無垢は、挙式のときだけに許される特別なものです。打掛、掛下だけでなく、そのほかの小物はすべて白で統一されます。
現代は、黒の引き振袖やオーガンジーの打掛を着用するのもトレンドです。
色打掛
室町時代以降の武家の女性の礼装とされていた打掛。打掛とは、小袖の上にもう一枚、同様の衣をかけるスタイルのことです。和装婚では、挙式を白無垢にし、披露宴で色打掛が一般的とされていますが、近年では神前式の際に色打掛を着て、ヘアも洋装のように緩めにするスタイルが人気となっています。
紋服
紋服とは男性の衣装のことで、正式には紋付羽織袴と呼ばれる現代の男性の第一礼服で、挙式だけでなく、冠婚葬祭の際に着用します。
ウェディングの際に着用する、男性用の正礼装を「黒五つ紋付き羽織袴」といいます。背、両胸、両うしろ袖の五つ紋と、両うしろ袖と背だけの三つ紋があります。本来は、自分の家の家紋をつけるのですが、レンタルの場合は一般的に多い紋がつけられています。
新婦が白無垢や色打掛の場合は、黒五つ紋を選びましょう。
小物
和装挙式や和装挙式の際にも用意する小物があります。邪悪なものを寄せ付けないお守りとされる懐剣(かいけん)、白粉や紅坂、紅筆などを入れていたとされる昔のポーチの筥迫(はこせこ)、末広がりの幸せを意味する扇子の末広があります。そのほか、中央の帯を抱えるように巻かれる抱帯(かかえおび)や帯の中心を締める帯締めが一般的です。
そのほか、ブーケや髪飾りなどで個性を出す方も多くなっています。
ハワイで行われる和装挙式や和装撮影の際には、着物や小物にもこだわって行いたいものですね。それぞれに意味がありますので、こちらもしっかり覚えておくとよいでしょう。
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